企画展

水彩画の魅力
ターナーから清水登之まで

開催期間 2019年1月12日[土]- 3月24日[日]

鑑賞だけでなく実践としても人々に愛され続ける水彩画は、明治時代に西洋画技法の一つとして移入され、学校教育に取り入れられて普及しました。絵手紙などは、一般にも広く親しまれています。すでに明治時代には専門雑誌『みづゑ』が刊行されて、画家たちの関心を集めており、その成果は多彩に花開きました。本展は当館のコレクションのなかから、J・M・W・ターナーやデイヴィッド・コックス、明治時代の教育者だった河野次郎のほか、五百城文哉、清水登之、小山田二郎、草間彌生などの多様な水彩による表現を、約150点で紹介します。

館蔵の清水登之コレクションのうち、水彩画作品全点(約40点)も一挙に公開します。
※会期中の展示替えはありません。

展示構成

1)ターナーとイギリスの風景画
2)日本の水彩画事始め(河野次郎、小杉放菴ほか)
3)日本画家の水彩画(石川寒巌)
4)西洋画家たちの水彩画(川島理一郎、清水登之)
5)詩人にして画家 川上澄生
6)戦後の水彩による表現(小山田二郎、草間彌生、池田龍雄、篠原道生、ポール・ニアグ)

開催場所: 企画展示室
観覧時間: 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日(ただし1月14日、2月11日は開館)、1月15日(火)、2月12日(火)
観覧料: 一般 700(600)円、大高生 400(300)円、中学生以下無料
*企画展観覧券でコレクション展もご覧いただけます。
*( )内は20名以上の団体料金
主 催: 栃木県立美術館
後 援: 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
J.M.W.ターナー
《メリック修道院、スウェイル渓谷》
1816-17年頃
デイヴィッド・コックス
《ウォッシング・デイ(洗濯日和)》
1840年
小杉放菴
《日光東照宮》
1900年頃
五百城文哉
《おまつ像》
1901年頃
河野次郎
《風景習作(鉄橋のある風景)》
制作年不詳
川上澄生
《窓の風『主婦之友』5月号表紙案》
1921年頃
清水登之
《静物》
1930年代
小山田二郎
《鳥になった子供》
1976年
川島理一郎
《コルシカの雨》
1920年
池田龍雄
《禽獣記シリーズ その2》
1957年

バーチャルツアー

イベントカタログ販売ご利用案内アクセス