企画展[まなざしの洋画史]

まなざしの洋画史
近代ヨーロッパから現代日本まで
茨城県近代美術館・栃木県立美術館所蔵品による

開催期間 2017年4月22日[土]- 2017年7月2日[日]

2018年に開館30周年を迎える茨城県近代美術館のリニューアルオープンを前に、茨城県近代美術館と栃木県立美術館の2館が所蔵する洋画の名品を集めた展覧会を開催します。

はじめに、栃木県立美術館が誇るターナー、コンスタブルら19世紀イギリス美術にルノワール、クールベ、シスレー、ピサロら茨城県近代美術館所蔵によるフランス印象派の名品を加え、日本のみならず世界が憧れた西洋美術の粋を集めます。

そして近代以降、日本にも移入された洋画が、実に多くの画家による試行錯誤や挑戦のもとに、縦横無尽に切り拓かれていった歴史を辿ります。

明治時代に日本での洋画の普及に奔走した高橋由一や五姓田義松、フランス留学の成果を持ち帰り日本洋画壇の基礎を築いた黒田清輝や久米桂一郎、1930年協会や独立美術協会などの団体を立ち上げ活躍した前田寛治、佐伯祐三、里見勝蔵、激動の大正・昭和に国家や個人としてのあり方に翻弄され揺れ動きながら独自の表現を追求した中村彝、岸田劉生、松本竣介、安井曾太郎、梅原龍三郎、戦後の洋画界で多様な表現可能性を追求し、現代美術界においても大きな影響力を及ぼしている元永定正、斎藤義重、白髪一雄、上田薫らによる戦後美術の怒涛の展開に至るまで、明治から現代にかけて繰り広げられた日本洋画の歴史を総ざらいします。

世界が憧れた西洋美術の代表的顔ぶれに加え、日本を代表する洋画家たちによる合わせて約100点の洋画の名品の数々を集め、個人と社会、人生と世界を見つめ続けた近現代洋画家たちの「まなざし」を追いかけます。

日本と世界との変わり続ける関係性の中で揺れ動き、変貌していく社会や都市の激動に翻弄されながらも、個人として、画家としての生き方を模索し、限りない表現可能性を追い求め続けた洋画家たちが織りなす洋画史を一望できるまたとない展覧会です。

近代以降、激動の時代の中で洋画家たちは何を見つめ、いかに描いたのか。画家たちのまなざしと、描かれた人物のまなざしと、観る者のまなざしが交錯する時、華々しくも繊細なひとつのヒストリーが紡がれることでしょう。

主 催: 栃木県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後 援: 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送
協 賛: ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
開館時間: 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日
観覧料: 一般800(700)円、大高生500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※6月10日(土)・11(日)・15(木)(県民の日)は入場無料
関連企画: 講演会ギャラリー・トーク

※会期中、一部展示替えを行います。
※チラシ内面説明文内にマネの表記がありますが、本展でマネの展示はありません。ご了承ください。

ピエール=オーギュスト・ルノワール《マドモワゼル・フランソワ》
1917年
茨城県近代美術館蔵
高橋由一《驟雨図》
1877年頃 
栃木県立美術館蔵
五姓田義松《朝陽の富士》
1903-1905年頃 
茨城県近代美術館蔵
萬鉄五郎《風景》
1912年頃 
茨城県近代美術館蔵
岸田劉生《窓外夏景》
1921年 
茨城県近代美術館蔵
佐伯祐三《コルドヌリ(靴屋)》
1925年 
茨城県近代美術館蔵
松本竣介《鉄橋近く》
1943年
茨城県近代美術館蔵
※前期のみ展示
安井曾太郎《安倍能成氏像》
1944年 
茨城県近代美術館蔵
元永定正《作品、1964》
1964年
茨城県近代美術館蔵
上田薫《玉子にスプーンB》
1987年 
茨城県近代美術館蔵

バーチャルツアーイヴェントインフォメーションアクセス