企画展

髙木修展
特異な空間へ

特異な空間へ(部分)1984年 東京国立近代美術館(撮影 酒井啓之)

開催期間 2016年7月9日[土]- 2016年9月22日[木・祝]

髙木修(1944年生まれ)は、立体造形を中心とした制作で活躍している美術家です。1970年代以降、高松次郎の主宰した「塾」に学ぶと同時に、哲学者の市川浩にも師事しました。その創作活動は現在に至るまで一貫して、人間の身体感覚で周囲の環境をとらえ、空間を意識的に現出させようとするものです。その場には見えないのに、建築あるいは庭園のような広々とした空間を感じさせる、そんな魅力的な作品が多数あります。創作活動をとおして、人間と世界との関係を考え続けている美術家とも言えましょう。

編集者から造形表現の世界へ転身した経歴を持つ髙木修の仕事は、立体造形のみならず、パフォーマンスや写真、さらに映画評論と、幅広くしなやかに展開されています。

本展は、《特異な空間へ》(1984年、東京国立近代美術館蔵)、《Rの構造》(1984年、栃木県立美術館蔵)等の代表作をはじめとした立体作品と、1970年代の〈グループ361°〉のパフォーマンス写真などの約80点で構成し、栃木県茂木町出身の美術家の全貌を初めて紹介するものです。

開催場所: 企画展示室
観覧時間: 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日(ただし、7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)
観覧料: 一般 800(700)円、大高生 500(400)円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
主 催: 栃木県立美術館、下野新聞社
助 成: 芸術文化振興基金 、公益財団法人朝日新聞文化財団
後 援: 朝日新聞宇都宮総局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局 
《Rの構造》
1984年
栃木県立美術館蔵
《特異な空間へ》
1984年
東京国立近代美術館蔵
《Untitled》         
1997年
東京国立近代美術館蔵
《Untitled》
2000年
《Untitled》  
2001年
《Untitled》       
2007年
《Untitled》  
2011年
《Untitled》  
2015年
《流れを変える(奥多摩)》
1974年
《中平卓馬へのオマージュ》
1990年
《GINZA》
2005年
《N.Y. 》
2005年

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