企画展

タムラサトル《真夏の遊園地》

企画展 [タムラサトル《真夏の遊園地》]

スピンクロコダイル・ガーデン 2009 展示:郡山市立美術館 撮影:荒井健二

開催期間 2014年7月12日(土)― 2014年9月23日(火・祝)

ディズニーランドなど19世紀発祥の機械仕掛けの遊園地は21世紀のハイテク社会においても圧倒的な根強い人気をもっています。

小山市出身で世界的に活躍するタムラサトル(1972年生まれ)は、機械仕掛けの文字や釣竿、旗竿、電気の接点など摩訶不思議な道具を美術として提示します。そのことによって、老若男女の常識を反転させながら、美術が私たちの身近にあることを理解させようとするのです。すなわち、タムラサトルは絵画でも彫刻でも写真でも版画でもない作品を美術に変換させる、と同時に自動車でも照明でもない無用の道具をも美術に変換させながら美術とは何かを問いかけ続けています。

この機能のない、役に立たない道具たちはすべて電気をエネルギーとしています。タムラサトルは私たちがもはや電気なしでは生きられない動物であることをユーモアとともに証明しようとしているのです。  

この展覧会は、夏の風物詩である花火や遊園地や家電量販店のような楽しさを美術館に置き換えたタムラサトルのワンダーランドを家族や友人どうしで楽しみながら、栃木県美術の現在を世界に知らしめる一大スペクタクルとなるものです。

主 催: 栃木県立美術館
協 力: TEZUKAYAMA GALLERY、FYH日本ピローブロック株式会社、オリエンタルモーター株式会社
後 援: 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、東京新聞宇都宮支局、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
《100kg Man》
2004年
《100g Christmas》
2005年
《Standing Bears Go Back 》 《キャッチ・アンド・リリース》
2010年
展示:鶴岡アートファーラム 撮影:木暮伸也
《小山マシーン》
2010年
展示:小山市立車屋美術館 ©MOURI-HIDEYUKI
《回転する3頭のシカ》
1996年
《50の白熱灯のための50のスイッチ》
2009年
展示:丹青社デザインギャラリー
写真提供:丹青社 撮影:ピップス
《バタバタ音をたてる2枚の布》
2000年
展示:国立シャイヨ劇場(フランス)2007

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