企画展 [光あれ!-光と闇の表現者たち]

開館40周年記念企画(2) 復興祈念
〈とちぎアート・ドキュメント〉

光あれ!-光と闇の表現者たち

企画展 [光あれ!-光と闇の表現者たち]
開催期間 2012年7月21日(土)― 2012年9月17日(月・祝)

 人間ばかりではなく、生命の営みに欠かせない光。それと対照的な深い闇。この光と闇ふたつの存在は、生や死、善や悪といった対極のイメージを彷彿とさせ、私たちに憧れや希望、不安や畏敬の念を抱かせて止みません。古今東西のアーティストにとっても芸術の根源的なテーマとして、または表現上の根本的課題として創作意欲をそそられ、様々な表現が生み出されてきました。本展は、栃木県在住作家、関連作家の中から、光と闇をテーマに制作された作品、見ている者に光や闇を想起させる作品、そのものが光を発する作品を集めて、立体、平面、インスタレーションなど10作家、約100点の作品を展示します。
 2011年3月11日の震災は作品の見え方にも影響を与えました。あの日を境に作家本人にとっても、また鑑賞者にとっても、作品に新たな意味が付け加えられたと言っても過言ではないでしょう。震災後に制作された新作も展示されます。そんな作品群が織りなす光と闇の世界は観る者の心に深く迫ってくるにちがいありません。そして「人間は何を希望や指針として生きるのか」、「芸術が心の活力や豊かさをもたらしうるか」を問い直してくれはしないでしょうか。また今展は、災害によって家族や生まれ育った故郷の大切さを見直す人が増えている中、栃木県という故郷に育まれ、活動する現代のアーティストの作品を一堂に会するものであり、アーティストとともに新しい希望に満ちた未来を祈念する企画でもあります。

主 催: 栃木県立美術館
助 成: 公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団
後 援: 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局

主要作品作家

荒井経(宇都宮市出身)、薄井隆夫(宇都宮市在住)、内倉ひとみ(那須町在住)、大森博之(足利市出身)、柄澤齊(日光市出身)、菊地武彦(足利市在住)、クワクボリョウタ(宇都宮市出身)、タムラサトル(小山市在住)、豊島弘尚(那須町在住)、渡辺豊重(那珂川町在住)

©2010 クワクボリョウタ
《10番目の感傷(点・線・面)》
2010年
撮影:木奥恵三
写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
菊地武彦
《土の記憶2009-20-平地林-》
2009年


荒井経
《べろ藍の風景》
2011年
渡辺豊重
《鬼その1》
2009年
柄澤齊
《『死と変容』 第2集 夜 I-10洪水A》
1989年
豊島弘尚
《例えば未生・IV 宙の花海の樹・I》
1997年
内倉ひとみ
《Lumière (リュミエール)》
2008年
タムラサトル
《50の白熱灯のための接点#3》
2012年
3331 アーティスト・イン・レジデンスプログラム成果発表
AIR 3331 展 vol.2
撮影:松尾宇人
写真提供:Arts Chiyoda
大森博之
《背後の手前》
2003年
薄井隆夫
《コトトモノノマ Ⅰ》
2010年