企画展

朝鮮王朝の絵画と日本
宗達、大雅、若沖も学んだ隣国の美

企画展 [朝鮮王朝の絵画と日本]企画展 [朝鮮王朝の絵画と日本]

李巌 《花下遊狗図》(部分) 16世紀 日本民芸館蔵

開催期間 2008年11月2日(日)― 2008年12月14日(日)

朝鮮王朝は、太祖李成桂(在位1392~1398)によって1392年に創始されて以来、518年の長きに渡り続きました。近隣の大国中国では明と清、日本では室町と江戸という2つの時代をも超える長命な王朝でした。日本と朝鮮半島との文化交流の歴史は古く、弥生時代、古墳時代にまで遡ります。そして、その流れは朝鮮王朝時代になっても同様で、日朝貿易などによる物資の往来と共に文物の交流が盛んに行なわれました。中でも、王朝から将来された多くの絵画から日本画壇が受けた影響は決して小さなものではなかったはずです。そこで本展は、日本と同様に中国絵画からの影響を強く受けた朝鮮王朝の絵画を通観し、日本の有力画家たちの制作活動を中心とした室町・江戸絵画との影響関係を探ることによって、東アジアにおける同時代絵画に対する新たな見識を得ることを目的としました。尚、本展には韓国の国立中央博物館や国立古宮博物館、ソウル大学博物館、高麗大学博物館、東国大学博物館、ソウル市内個人所蔵家からの出品が予定されています。

*会期中、展示替えを実施します。

主 催: 栃木県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会 
助 成: 国際交流基金、全日本社会貢献団体機構 
協 賛: きんでん、ダイワボウ情報システム、ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン 
協 力: 日本航空 
後 援: 駐日韓国大使館 韓国文化院、朝日新聞社宇都宮総局、宇都宮ケーブルテレビ、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、とちぎテレビ、栃木放送、下野新聞社、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞宇都宮支局
伝呂紀
《花鳥図》
朝鮮前-中期[16世紀半ば]
大和文華館(奈良)
伊藤若冲
《百犬図》
江戸時代[1799年]
個人蔵
桑山玉洲
《猛虎図》
江戸時代[18世紀]
和歌山県立博物館
伊藤若冲
《白象群獣図》
江戸時代[18世紀]
個人蔵
与謝蕪村
《狗子図》  
江戸時代[18世紀]
個人蔵
伊藤若冲
《樹花鳥獣図 右隻屏風》
18世紀後半
静岡県立美術館
伝李嚴
《群禽図》
16世紀
大倉集古館
《山水図》
朝鮮中期[16世紀後半]
個人蔵
《東宮冊封都監契会図》
朝鮮中期[1557年]
個人蔵
《青花 梅竹文 壺》
朝鮮前期[15世紀末-16世紀初]
大阪市立東洋陶磁美術館

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