企画展
ディスタンス
栃木県出身作家の現在

柄澤齊《雷神》2003年
140×380cm 木、和紙、墨、インク、アクリル
第8回目展(高島屋日本橋店、大阪店、京都店)2003年
(撮影:内田芳孝)
開催期間 | 2004年1月31日[土]ー 2004年3月21日[日] |
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新世紀を迎えて社会の情報化はますます加速し、洋の東西、国境すら曖昧・希薄になってきています、そのなかで人が自らのアイデンティティーを保ち、より豊かで強固な存在であるためには、郷土への理解を深めるとともに、それを取り巻く日本、世界との関わりを、視座に持ち続ける必要があります。
当館は開館記念展「栃木県の美術」以来、さまざまな形で栃木県の美術を紹介してきました。2000年度には20世紀の栃木県美術を回顧する「百年の物語」展、さらに県在住の作家の近作によって21世紀の栃木県美術を展望する「千年の扉」展を開催しました。そして本展は栃木県に生まれ、また在住したことがあるなど本県に深い関わりを持ち、現在はそれぞれ距離を保ちながら県外を主な舞台に活躍する作家の近作を紹介するものです。前記2展と併せて20世紀から21世紀へと両世紀にわたる栃木県美術の回顧と展望を完結するものとなります。
本展では、栃木県関係作家49名の平面・立体・工芸49点を紹介いたします。21世紀初頭に国内から世界へと活躍する美術作家の作品を通じて、今日の多彩な美術表現を紹介するとともに、多くのすぐれた美術家を育んだ栃木県という郷土の理解を深める機会とします。
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岸野香 《風調》 1999年 174×219cm 紙本着色(和紙、岩彩) 再興第84回院展(奨励賞)1999年 今市市蔵 |
柄澤齊 《雨期》 2002年 140×380cm 紙本、墨 第7回目展[高島屋日本橋店、大阪店、京都店]2002年 撮影:内田芳孝 |
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大森博之 《背後の手前》 2003年 108×50×80cm 樹脂石膏、蜜蝋 個展[なぴす画廊、東京]2003年 撮影:ETSUHIRO SASAKl |
高木修 《2000 Untitled》 2000年 150.2×40.0×401.2cm アクリル、鉄柱、アルミニウム 個展[ヒノギャラリー、東京] 2000年 ヒノギャラリー蔵 撮影:山本糾 |
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南川茂樹 《増殖 multiplication》 1998年 Φ30×198cm(1体) 杉、合板 個展「増殖 multiplication」1998年 するおが463 [岡山] つやま芸術祭つやまあ-と2003(招待) 城東むかし町家[岡山] 撮影:蜂谷秀人 |
家住利男 《P0l0l03》 2003年 180×40×6cm 並板ガラス,熱線反射ガラス、ハーフミラー |
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クワクボリョウタ 《PLX》 2001年 (48×22×82cm)×4 プラスチック、アルミ、エレクトロニクス Buzz Club[ P.S.I MoMA.ニューヨーク]2001年 信用ゲーム[ICC、東京]2001年 設計+[台北當藝術館,台北]2002 アレスエレクトロニカ[リンツ、オーストリア]2002年 サイバーアジア[広島市現代美術館]2003年 東京ガジェット[パナソニツクセンター、東京]2003年 |