ヴィル=ダヴレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬)

Pond in Ville-d’Avray (Washerwomen and Horses Coming to the Watering Place)
維拉=阿佛雷的池塘(洗衣服的女子和來到飲水池邊的馬)
维拉=达福瑞的池塘(洗衣服的女子和来到饮水池边的马)
빌다브레의 연못(빨래하는 여인들과 물 먹이는 곳에 오는 말)

コロー, カミーユ

COROT, Jean-Baptiste-Camille
柯洛, 卡米耶
柯罗, 卡米尔
코로, 카뮤

1847年
カンヴァス、油彩
85×100cm


イギリス人の心のふるさとを描いた19世紀イギリス風景画の名作

A beautifully harmonized landscape enwrapped in subtle coloring and light.
壟罩著纖細的色彩與光線, 非常和諧的風景畫
笼罩着纤细的色彩与光线, 非常和谐的风景画
섬세한 색채와 빛에 둘러 쌓인 조화에 찬 풍경화


いまだ朝もやの気配が残る森の中の池のほとりで、洗濯女たちがすでに一日の仕事を始めている。中景には小船を出す男、右手からは馬に水を飲ませる男もいる。森の右奥から昇る朝日は、今日のすがすがしい好天を知らせているようだ。これは写生に基づいて構成された調和に満ちた風景である。

この楕円形の絵画はコローが病気に伏せる父を慰めるために、パリ郊外ヴィル=ダヴレーにあった父の別荘の装飾として描かれたもので、1847年の夏から秋にかけて制作された。裕福な織物商の父ははじめ息子に家業の見習いをさせたが、ついにその熱意に負けて画家志望を許した。そのときコローはすでに26歳、画家としては遅い出発であった。バルビゾン派より一世代年長で、貧しい画家たちのよき先達であり、庇護者ともなっている。