企画展
ヨーゼフ・ボイスと愉快な仲間たち −私はウィークエンドなんて知らない−

開催期間 | 2005年10月23日(日)― 2005年12月18日(日) |
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ドイツのカリスマ的彫刻家ヨーゼフ・ボイス(1921ー1986年)は、従来の芸術概念を拡張して、私たち一人ひとりが理想社会という彫刻をつくるアーティストである、というユニークな彫刻理論を提唱したことで知られています。また、ボイスにとっての芸術は病める社会と私たちを治癒する力を持つものでもありました。
1971/72年、ボイスはアタッシュケースの中にマギー・ブランドの調味料とカントの哲学書『純粋理性批判』を組み合わせた摩訶不思議な彫刻作品〈私はウィークエンドなんて知らない〉を制作します。
このアタッシュケースには前衛美術運動フルクサスや「資本主義リアリズム展」で活躍した6人の大物アーティストの作品18点も含まれています。
本展はこの作品群とともに、プロフェッサー・ボイスの活動拠点であったデュッセルドルフ芸術アカデミー出身の7人のアーティストの作品約10点を併せて展示し、その不思議な作品とアーティストたちの謎と造形美に迫るものです。
主 催: | 栃木県立美術館 |
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企 画: | 山本和弘(栃木県立美術館特別学芸員) |
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ヨーゼフ・ボイス 《私はウィークエンドなんて知らない》 1971-72年 |
イミ・クネーベル 《夕陽の中でたたずんで》 1993年 |
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トーマス・シュトルート 《ヴァティカン美術館1、ローマ》 1990年 |
トーマス・ルフ 《肖像(Simone Buch)》 1988年 |
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シグマール・ポルケ 《絵画の三つの嘘》 1995年 |