企画展

中国現代美術との出会い
―日中当代芸術にみる21世紀的未来―

企画展 [中国現代美術との出会い]

周鉄海(ジョウ・ティエハイ) 《リラ》 2005年 カンヴァス、油彩

開催期間 2009年7月5日(日)― 2009年9月6日(日)

2007年、日中貿易額はついに2000億ドル台を突破しました。中国はアメリカを抜いて日本の最大貿易相手国となったのです。一方、芸術は社会の先行指標といわれています。かつてパリを、ニューヨークを目指した世界のアート界が中国へ熱いまなざしを注いでからまだわずかな年月しかたっていません。しかし、いまや中国の現代美術を抜きにして世界の美術を語ることができないほどにその重要性が高まってきました。明日の世界は中国の現代美術から読み取ることが可能になったのです。

本展は経済の低成長、少子高齢化時代を迎えた日本とは逆に13億の人口としたたかな経済成長の可能性を秘める中国の現代美術(絵画、写真)と日本の現代美術(写真)を激突させることにより、その相違と類似点から明日の社会、明日の世界を生きる人びとの道しるべを探ろうとする試みです。
日中両国のビッグ・ピクチャーズ(迫力大画面絵画&写真)約100点によって日中現代美術をダイナミックに展観します。

主 催: 栃木県立美術館、滋賀県立近代美術館、朝日新聞社 
共 催: 下野新聞社 
助 成: 芸術文化振興基金、財団法人 吉野石膏美術振興財団 
協 力: Zeit-Foto Salon
馬六明(マー・リュウミン)
《ベイビー98 No.9》
1998年
カンヴァス、油彩
杉浦邦恵
《シリーズ「アーティストの書類」より村上隆》
2003年
ゼラチンシルバープリント
オノデラユキ
《金環食-馬》
2007年
リトグラフ
丁乙(ディン・イー)
《十示 2001-1》
2001年
格子柄布、アクリル
洪浩(ホン・ハオ)
《北京ツアーガイド-万里の長城》
1999年
タイプCプリント
榮榮&映里(ロンロン&インリ)
《中国玉龍雪山 No.1》
2001年
ゼラチンシルバープリント
王宇徳(ワン・ニンダー)
《シリーズ“Some Days”より》
2003年
ゼラチンシルバープリント
愛国(アイグオ)
《幸福な生活》
2006年
カンヴァス、油彩

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