企画展
十二の旅:
感性と経験のイギリス美術
![企画展 [十二の旅: 感性と経験のイギリス美術]](images/title-image.jpg)
ジョン・コンスタブル《デダムの谷》1805‐1817年頃
開催期間 | 2008年4月27日(日)― 2008年6月22日(日) |
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旅することで人は大きくなります。異なる文化と出会うことによって、私たちは驚きと喜びを体験し、自分自身をより深くみつめようとします。文化や社会も、多くの人々と交流することで、その深みや広がりを増していくのです。
イギリスの美術もまた、旅の中で発展してきました。18世紀に盛んに行われたグランド・ツアーによってヨーロッパ大陸の文化がもたらされ、大きな影響を与えました。19世紀には絵のような風景を求めるピクチャレスク・ツアーが流行し、これまで顧みられることのなかった自らの国土の美が見出されます。その一方、南洋や東洋への進出によって、想像を絶する風景や、未知の文明が伝えられました。20世紀には多くの芸術家が外国に出るようになります。ヨーロッパやアジア、アメリカの人々との交流の中で、イギリスの美術は世界をリードする存在になっていきました。
この展覧会は、19世紀から現代に至る12組のイギリスの芸術家を旅という視点から紹介します。絵画、版画、彫刻、写真、映像、工芸、81件の作品によって、多彩な12の旅を巡ります。
主 催: | 栃木県立美術館 |
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後 援: | ブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞宇都宮総局、下野新聞社、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、とちぎテレビ、栃木放送 |
助 成: | 財団法人 地域創造 |
出品作家
ボイル・ファミリー、ジョン・コンスタブル、アンディ・ゴールズワージー、アンソニー・グリーン、モナ・ハトゥーム、デイヴィッド・ホックニー、バーナード・リーチ、ヘンリー・ムーア、デイヴィッド・ナッシュ、ベン・ニコルソン、J. M. W. ターナー、チャールズ・ワーグマン
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J.M.W. ターナー 《風景・タンバリンをもつ女》 1840‐50年頃 栃木県立美術館 |
チャールズ・ワーグマン 《富士遠望図》 静岡県立美術館 |
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バーナード・リーチ 《鹿絵大皿》 1926年 益子参考館 |
アンディ・ゴールズワージー 《赤いカエデの葉を水でつける、晴れ、大内山村》 1991年 栃木県立美術館 ©Andy Goldsworthy |
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デイヴィッド・ナッシュ 《歩く梯子》 1984年 栃木県立美術館 ©David Nash |