企画展
清水登之のすべて
![企画展 [清水登之のすべて]](images/title-image.jpg)
《パリ夜街》 1926年
開催期間 | 2007年1月14日(日)― 2007年3月4日(日) |
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1887[明治20]年、栃木市に生まれた清水登之は若くして単身渡米、はじめシアトルで、1917[大正6]年からはニューヨークで働きながら美術を学びました。ニューヨークではアート・スチューデンツ・リーグでジョン・スローンに師事、ユーモアとペーソスにあふれた庶民生活を描く作品は高く評価されています。1924年、家族と共にパリに移り、キュビスムをはじめとする新しい絵画に触れながら、物語性豊かな作風を発展させました。1927[昭和2]年に帰国、独立美術協会の創立に参加し、その中心メンバーとして活躍、日本的な主題に取り組むと共に、中国や東南アジアをも旅し、各地の人々や風景、さらには日本軍の作戦行動を記録する作品も描いています。1945年2月、疎開先の生家で亡くなりました。
本展覧会では栃木県立美術館が所蔵する120点に及ぶ清水登之の全作品を一堂に展示します。あわせて清水登之と交流のあった田中保、石垣栄太郎、古田土雅堂、ジョン・スローンらの作品と関連する資料類を展示し、清水登之の画業とその生きた時代を紹介します。
主 催: | 栃木県立美術館、栃木市 |
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後 援: | 朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、毎日新聞宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局 |
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《C嬢の肖像》 1915年 |
《プロクター座前》 1922年 |
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《セーヌ河畔》 1924年 |
《兵隊と僧侶(トレド郊外)》 1925年 |
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《地に憩う》 1930年 |
《池畔》 1930年 |
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《戦蹟》 1937年 |
《難民群》 1941年 |