収縮性小曲面体
Constructive Curved Object
収縮性小曲面體
收缩性小曲面体
수축성 소곡면체

茨城県笠間市で土の造形の可能性を探る作家の作品
A work by an artist who is in search of the potential of giving form to clay in Kasama, Ibaraki.
茨城県笠間市為據點,探索泥土塑型可能性的作家之作
在茨城县笠间市探索泥塑造型可能性的陶艺大师之作
이바라키현 가사마시의 흙의 조형 가능성을 찾는 작가의 작품
透明のアクリル製の箱の中に無数に積み上げられている板のようなもの。この作品を見たときの第一印象はそのようなものだろうか。もう少しよく見てみると、板にはしわが寄っていて、厚紙のようにも見える。もっとよく見てみると、9つのそれぞれの重なりにはまったく同じしわの寄った板が何枚も重ねられているのがわかるだろう。つまり一枚一枚が陶板なのである。
伊藤公象は茨城県笠間市に移住して以来、土を素材にした立体作品の制作を続けている。笠間は栃木県の益子と同じように陶芸の町として知られる。そのような場所を制作の拠点に選び、今も土の可能性を探り続けている。