ペネロペ
Penelope
佩涅羅珀
珀涅罗珀
페넬로페

BOURDELLE, Emile-Antoine
布德爾, 埃米爾 安托萬
布德尔, 埃米尔 安托万
부르델, 에밀 앙트완
1907-12年
ブロンズ
240×90×70cm
近代フランス彫刻の巨匠が古代ギリシアをテーマに制作
A work by a master of modern French sculpture with ancient Greece as the theme.
近代法國著名的雕刻家, 以古代希臘神话為題材所製作的作品
近代法国著名雕塑家, 以古代希腊神话为题材的作品
근대프랑스 조각의 거장이 고대 그리스를 테마로 제작
ブールデルは、マイヨールとともに近代彫刻の父ロダンの次世代を代表する彫刻家の一人。ブールデルは、一時期、ロダンのもとで働いたこともあり、初期には師の影響を受けた作品を制作した。しかし、1900年に着手された《アポロンの頭部》で転機を迎え、ロダン的な作風から離れて、堂々としたモニュメンタルな作品を制作するようになる。その作品を見た師ロダンが、「君は私を越えた」と語ったというエピソードが残っている。
《アポロンの頭部》に引き続き、古代ギリシアを題材に制作された作品が《ペネロペ》である。本作品では、ギリシア神話に登場する英雄オデュッセウスの妻ペネロペが、トロイへの遠征後に消息を絶った夫の帰りを待ちわびる姿を表現している。